台所と土との結びつき
秋ということをすっかり忘れてしまいそうなほど
毎日暖かな日がつづいている
作物を育む暮らしは
必ずしも毎年おなじではない
どちらかと言えば
自然の中に身を置き
今日はどんな日だろうかと息を合わせる
そしてその日その時
最善の作業を選択する。
ときどき的外れなこともあるけれど、
それもまた面白味があって
良い刺激となって楽しい。
もし皆さんが台所を預かる人ならば
どこかほんの少しでいいから
土との結びつきがあると食卓も人も、暮らしそのものまで豊かになるのではないかな。
土との結びつき?
小さなプランターにパセリやネギを育み
使う分だけつまんで
器に添える
土で育った作物は香りも色も豊か
とてもエネルギーに満ち満ちている
口にした途端に
美味しさに感動したりするのは
土と空とのバランスが
自分の中へひろがり満たされてゆくからと思う
いや、
畑やお庭がなくてもいいし
在る人へ託してもいいよね。
いろんなものに触れながら力のある物を見極める
力を養う
そこから始めて
自分のこと、まわりのこと、自然のことが見えてくるのではないのかな。
秋の土は草木が重なり合うふかふかの匂いがする。
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